銅/赤金 Copper(英)/Cuivre(仏)/Rame(伊)/Kupfer(独) |
※ | 「同」は「筒」を簡略化したもの。 同語源に加工しやすい木の「桐」。水に浸食されでできた「洞」など。 「洞」は「見通す」を意味する「洞察」、「貫き通す」を意味する「洞徹」などにも。 |
名称 | 銅+ | 摘要 |
青銅 | 錫=2〜35% | 銅を主体(50%以上)として錫を含む合金。 50:50でも青銅とされる場合もあり、鉛や亜鉛などその他の成分が錫の割合を超える例も。 より広義では銅合金全般を指す。汎用。 |
丹銅(/真鍮) | 亜鉛=3〜20% | 真鍮の一種。赤い(丹)ため黄銅とは別にされる。 加工しやすく、純銅と比べて耐蝕性に優れる。装飾品や楽器などに。 |
黄銅/真鍮 貧者の金 | 亜鉛=20〜45% | 亜鉛40%で黄金に近い色になり、宗教道具や装飾のほか、撮影などで金製品の代わりとして。 亜鉛の割合が45%以上になると極端に脆くなり実用性がなくなる。 |
洋銀/洋白 (/ニッケル黄銅) | 亜鉛=10〜30% ニッケル=5〜30% | 銀に近い色になるので、銀食器などそれの代わりに。比較的加工が容易で強度と耐蝕性もそれなりに。 五百円ニッケル黄銅貨(2,000〜2,020年)が銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%の洋銀貨。 |
白銅 | ニッケル=10〜30% | 銀に近い色になるのでその代わりに使われるほか、耐海水部品や銃器の薬莢などに。 百円白銅貨(1,967年〜)が銅75%、ニッケル25%でそれまでの百円銀貨の代わりとして。 また五百円白銅貨(1,982〜1999年)も同成分。 |
赤銅 紫金/烏金 | 金=3〜5% | 黒味がかった銅合金。仏具などに。 日焼けした肌を指す「赤銅色」はこれに由来。 |