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グラシャ=ラボラス/カークリノラース
Glasya-Labolas/Caacrinolaas

 古代イスラエル王ソロモン使役したとされる72柱の悪魔の1つ。
ゴエティア』では36の軍団を指揮する序列25番の大総裁にして伯爵(※)。『悪魔の偽王国(Pseudomonarchia Daemonum)』(1,577年ドイツ)では序列18番目の総裁(※)。『大奥義書(Le Grand Grimoire)』(18世紀イタリア?)では支配者たる三精霊の配下、六柱の上級精霊が1人少将ネビロスの配下として登場します。
また『地獄の辞典』(1,818〜1,863)では「カークリノラース」の名で登場し、そのネビロスが時々乗用に使う従僕として記載があります。
王>王子>公爵>侯爵>伯爵>騎士>総裁。一般的な貴族階級とは異なります。
なお王や王子は複数、一方で騎士は1人しか存在しません。

 姿は翼の生えた犬(スパニエル?)ですが、あらゆる科学および過去と未来の知識を持ち、それらを人間に与える一方で殺戮をそそのかす性質を持つとされます。
また、人間を透明にするという特殊能力を併せ持ちます。