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精霊/エレメンタル
Elemental(英)/Élémentaire(仏)/Elementale(伊)/Elementarwesen(独)

 自然物や自然現象などを具象化した存在。神道における八百万の神のようなもの。≒自然神。
ギリシア神話における下級神性「ニンフ」らがこれに該当します。
一般的には、西洋の四大元素を対象とした四大精霊を限定して言う場合が多いようです。
四大精霊については、ノームウンディーネサラマンダーシルフの各項を参照。

 元素の概念は上記四大元素の他、陰陽五行、五大元素、六大元素など、地域思想によりいくらかのバリエーションがあります。
その中には具象化された精霊を持つものも存在しますが、パラケルススが提唱した上記四精霊ほど市民権を得たものは他にないようです。

 なお「精霊(せいれい)」は「Elemental(元素の)」の訳語として用いられますが、同じ表記で、「人間の霊魂(Spirit)」を表す「精霊(しょうりょう/せいれい)」の意味でも使われます。
これらは別のものなので、混同しないように注意。