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Mirror(英)/Miroir(仏)/Specchio(伊)/Spiegel(独)

 可視光を反射し、鏡像を作り出すことのできる道具。
ラテン語の「ミラリ(Mirari:驚嘆する)」または「ミルス(Mirus:驚くべき/不思議な)」から変化した、「見る」を意味する「ミラレ(Mirare)」が語源とされます。
この語からは他にも、「Miracle(奇跡)」や「Mirage(幻影)」などの語が派生しています。

 その語が表す通り鏡は古来から神秘的な道具として扱われ、一般に普及するまでは宗教的な儀式や権力の象徴として用いられることが多かったようです。

鏡の主な変遷
時期地域摘要
下記以前 暗い色の器に水を張った水鏡。
紀元前6,000アナトリア(トルコ)黒曜石研磨した板状の鏡。
紀元前2,800エジプト、メソポタミア銅(青銅)を磨いた金属鏡。
1世紀頃フェニキア(レバノン)鉛の板と組み合わせたガラスの鏡。
金属鏡に劣るため衰退
1,317ヴェネチア水銀を用いてガラス錫箔を付着させた鏡。
1,835ドイツ銀鏡反応(めっき)を用いてガラスに銀を付着させた鏡。
1,950年代イギリスフロート法(溶解錫のプールに浮かべる)により極めて平面な鏡が作られる。
蒸着により工業的に大量生産できるようになり、耐久性も向上する。