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Light(英)/Lumière(仏)/Luce(伊)/Licht(独)
光子
Photon(英仏独)/Fotone(伊)
光波
Light Wave(英)/Onde Lumineuse(仏)/Onda della Luce(伊)/Lichtwelle(独)

 電磁波とは、電磁場の中を進むエネルギーの波のこと。
空間そのものの振動であると言うこともでき、そのため振動を伝えるもののない真空中でも伝播することが可能です。
エネルギーが強くなると光の強さが増し、波の間隔(周波数)が変化することでその性質が異なってきます。

 一般に「光」と呼ばれるものは、私たち人間が知覚することができる「可視光」を指して用います。
可視光は上記電磁波の一種で、その内周波数が380nm〜約750nm(紫〜赤)のものがこれに該当します。
電離放射線可視光通信用途等
〜0.01〜10〜380400425450475500525550575600625650675700約750〜100,000〜1,000,000,000〜
γ線X線紫外線赤外線マイクロ波ラジオ波(電波)
 この可視光の強弱や組み合わせにより、人間が知覚し得る限りの全ての色を表現することができます。
なお生物によっては、紫外線を知覚できるものも多数います。

 光は反射屈折などを除いて直進し、その速度は真空中で299,792,458m/s(1秒間に約30万km)とされます。
水中などでは若干速度が落ちますが、これは光が分子に吸収され、別の光として再放出される過程で遅延が生じるためです。
なお光は先述の通り空間の振動なので、空間が歪んでいる場所では湾曲しているように見えます。
しかし光から見れば正しく空間を直進しており、実際には湾曲していません。

 光は反射や屈折など波としての性質を見せますが、一方で粒子としての性質も併せ持ちます。
これはエネルギーが粒状に寄り集まるためとも考えられますが、詳細は不明。
いずれにせよ波として扱う場合は光または光波と呼び、粒子として扱う場合は光子として呼称します。