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ウンディーネ/オンディーヌ Undine(英)/Ondine(仏)/Ondina(伊)/Undine(独) |
錬金術師パラケルススが提唱した
四大精霊。その内の水の象徴。
ギリシア神話の
ニンフをモチーフとしており、名前はラテン語で「波」を表す「Unda-」より。
森の中の泉、川、滝などに棲む真水の精。
性別は明確に定められていませんが、通常は美しい女性の姿で描かれます。
ウンディーネは魂を持たない不死の下級神性ですが、あることをするとその特性は失われます。
以下にその他の特徴も含めて記述します。
・ | 人間と結婚すると魂を得る。 |
・ | 人間の子を産むと可死となり、老化が始まる。 |
・ | 人間がウンディーネを裏切る(不倫など)と、その人間は睡眠中に呼吸ができなくなくなる呪いをかけられて死ぬ。 |
以上の特徴から悲恋物語の題材に向いており、ドイツとフランスでそれぞれ
戯曲化されました。
また、睡眠時に呼吸不全に陥る「
先天性中枢性肺胞低換気症候群」を指して、「オンディーヌの呪い(
Ondine's Curse)」と呼ぶことがあります。