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神道
Shinto(英)/Shintoïsme(仏)/Shintoismo(伊)/Shintō(独)

 かつて日本各地に存在した民間信仰が徐々に融合して成立したもの。
天地の始まりの場所とされる高天原に住む神々のほか、あらゆる自然物に神が宿るとする多神教。
神道では天地開闢に関わった5人の神を主たる神と定めており、うち天照大神の子孫が日本の王家にあたる天皇家であるとされます。
一般的にはこの天照大神が最高神とされますが、神社によってはその限りではありません。

 神道はその後も様々な宗教思想との融和が行われていきます。
有名なところではその後主流となった仏教との習合(神仏習合)もそうですし、一時期は陰陽師(陰陽五行に基づく中国の占術)との習合も見られました。

 魂は前世や来世などの輪廻転生(六道輪廻)を繰り返すとする仏教に対して、神道では死者の霊はそのまま現世に留まり、未来永劫子孫を見守り続けるとされます。
いわゆる「ご先祖様」や「守護霊」というのは神道の習慣であり、この点が仏教神道との大きな違いです。
なお、先祖の霊を迎える「お盆」は現在仏教に属する行事ですが、これも元々は神道に属するものでした。
その他でも日本の生活習慣の中の行事や習わしのほとんどは、実は神道の方に由来するものです。


 神道内には「階位」、「身分」、「職称」というランク付けが存在します。
階位は神職に就くための資格、身分は神道界全体で見た階級ランク、職称は各神社内での役職名となります。

階位摘要
浄階神職の最上級階位にして名誉資格。
明階取得者が長年神道の研究を続け、その業績を認められることにより授与
明階有名神社の宮司権宮司になるのに必要。
神道系大学を卒業し、その後現場研修を経ることにより授与
正階一般神社の宮司になるのに必要。
有名神社の禰宜になるのに必要。
神道系大学の卒業時に授与
権正階一般神社の禰宜権禰宜になれる(神社により宮司も可)。
有名神社の権禰宜になるのに必要。
直階一般神社の禰宜権禰宜になるのに必要。

身分摘要
特級黒袍、白袴(紋入り)。
主に大宮司
一級黒袍紫袴(紋入り)。
主に小宮司。および浄階より選任。
二級上赤袍紫袴(紋入り)。
禰宜宮司権宮司など。
二級赤袍紫袴
禰宜宮司権宮司など。
三級緑袍浅黄袴
権禰宜権正階以上の者など。
四級緑袍浅黄袴
その他。
 会社における役職制度とほぼ同じシステムで、年功序列と思ってほぼ相違ありません。
なお、ほとんどの神職者は二級上以下に所属しています。

職称摘要
宮司権正階、または正階以上(一般神社)。
明階以上(有名神社)。
権宮司存在しない(一般神社)。
明階以上(有名神社)。
禰宜直階以上(一般神社)。
正階以上(有名神社)。
権禰宜直階以上(一般神社)。
権正階以上(有名神社)。
 これらの役職の人間は、各神社に1名までが原則となっています。


 なお「巫女」は神職者に該当しないので、資格の類は不要です。
未婚であるということが基本的な条件で、神道に関する知識教養については現場教育となります。
扱いは各神社によって異なり、一般に知られるところでは年始のアルバイトから、舞いを専門とする伊勢神宮の「舞女」などがあります。