[トップ][もどる]
パラディン/聖騎士
Paladin(英)/Paladin(仏)/Paladino(伊)/Paladin(独)

 8世紀頃のフランク王国で、カール大帝シャルルマーニュ(後の西ローマ皇帝)に仕えたとされる12人の騎士
彼らのお話は叙事詩ローランの歌』として現代に語り継がれていますが、後世になってから記されたものということもあって、事実とは異なる内容(当時存在しない武具の使用など)となっているようです。
この内実在が確認されているのも、主人公ローランのみです。

 フランク王国は北欧から移住してきたゲルマン民族(バイキングで有名なノルマン人など)の一部族で、481年にフランク族クローヴィスが統合、成立させた国です。
フランク王国は496年にキリスト教と手を結び、異教徒(主にイスラム)の土地を侵略しつつ、領土を拡大していきます。
この中心となったのが、彼らパラディンです。

 ゲームなどでは白銀の鎧のイメージも強いパラディンですが、当時の主流はチェインメイルです。
剣は片手の両刃剣が主流で、ルノー・ド・モントバンが使っていたとされるフランベルジュは、恐らく後世の脚色によるものと思われます。
また盾は、首から革紐で吊って重さを軽減する大型のものが使われていたようです。