[トップ][もどる]
炭鉱/炭砿(鉱山全体)
Coal Mine(英)/Mine de Charbon(仏)/Miniera di Carbone(伊)/Kohlebergwerk(独)/Kohlenbergwerk(独)
Charbonnage(仏)/Houillère(仏)
炭坑(炭鉱の坑道)
Colliery(英)

 石炭を採掘する鉱山
その歴史は比較的浅く、本格的に採掘が始まったのは1,700年代に入ってから。
これは製鉄の歴史と密接な関わりがあり、製鉄を行うために炭鉱が開拓されたと言っても過言ではありません。
大規模な炭鉱はその周辺に生活拠点が形成されるようになり、これは炭鉱都市と呼ばれるに至ります。

 石炭は安価なエネルギー源として長らく重宝されましたが、やがてより高い熱量を得られる石油に取って代わられたことで炭鉱の多くは閉山余儀なくされ、炭鉱都市もまたその運命を共にします。
これが1,960年代以降のこととなります。

 炭鉱内は人体に有害な粉塵や、時に有害なガスが落盤などの事故が発生するため、それにより命を落とす作業員が後を絶ちません。
このような危険があるため炭鉱内には、作業員以外の立ち入りが堅く制限されます。

採掘法説明
露天掘り階段式円形競技場のような形に地表を掘り進めていく最も原始的な方法。
平地の下に鉱床が眠っている場合に用いられる。
閉山した後は元通りに埋め戻すことが望ましい。
グローリー式山の横から水平に穴を掘って、その先の頭上にある鉱床を採掘する方法。
階段式が使えない山岳地帯で用いられていた方法。
坑内掘り柱房式採掘法平安京のように碁盤の目の形に掘り進めていく方法。
長壁式採掘法1本の長い坑道を基として、そこからのように横道を掘っていく方法。
柱房式採掘法の発展形で、事故が少なく、機械導入がしやすい。