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ソロモンの杖
Staff of Solomon(英)

 アメリカの作家ロバート・E・ハワード(Robert Ervin Howard)の小説「ソロモン・ケーンシリーズ」に登場する杖。
『死霊の丘(Hills of the Dead)』(1,930/08)にてブードゥー教のシャーマンであるン・ロンガ(N'Longa)より、主人公ソロモン・ケーン(Solomon Kane)へと托されたもの。
後年の作品『The Footfalls Within』(1,931/09)にて、その詳細が明らかとなります。

 外観は猫の頭を持った真っ直ぐな木の杖で、ソロモン・ケーンの身長より少し低い程度に描かれます。
猫はエジプトの女神バステトで、材料の木は現在地球上には存在しないものとされます。
杖には古代のヒエログリフ(エジプト文字)が記されており、御守りとしての力を持ちます。
ソロモン・ケーンはこの杖を用いてン・ロンガと通信したり、吸血鬼を倒すために使用しています。

 このソロモンの杖は世界が誕生するよりも古い時代のもので、古代大陸アトランティス司祭ユダヤ教の創始者モーセ、古代イスラエルのソロモン王(主人公とは別人)などが振るったものとされます。