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アイアスの盾
Shield of Ajax(英)/Bouclier d'Ajax(仏)/Scudo di Aiace(伊)/Schild des Aias(独)

 ギリシア神話はトロイア戦争におけるギリシア軍No2の武人、アカイアの勇者アイアスが持っていたとされる盾。
王子ヘクトールとの一騎打ちにおいて、トロイア一の戦士である彼のをもってしても7枚目の革までしか貫くことはできなかったとされます。

 青銅の盾の上に7枚の牛革を張ったものとされますが、具体的な形状は不明。
同時代の一般的な盾は携行できるサイズのラウンドシールドですが、動く壁や要塞喩えられたり、矢や投擲の雨を凌ぎきったり、どんな武器も似つかわしくないと評されることなどから、身を隠せるほどのタワーシールドだったのではとも言われます。


 日本では「ロー・アイアス」の呼び名がよく知られますが、これは『Fate』シリーズに由来します。
ローとは「低位」「下位」を意味する「Low(英)」のことで、魔術で作製した複製品、劣化コピーであることから。