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魔道邪術呪術
Sorcery(英)/Sortilège(仏)/Sortilegio(伊)/Zauberei(独)

 悪霊の力を借りて超自然的な事象を起こす技術、およびその知識。
古くは旧約聖書にその記述があり、いずれの国や時代においても「人々の非難を受ける外法」という点で共通します。
後に悪魔信仰と同定され、悪魔召喚の儀、およびその行使はこのSorceryであるとされます。黒魔術。

 イギリスの社会人類学者エヴァンズ=プリチャードの見解では、「悪事を働く目的のために」「危険な薬物を用いて行う」「後天的な知識や技術」と定義されます。
すなわち魔法と呼ばれていた頃の化学であり、生まれつき備えているような特殊能力の類ではなく、学べば誰でも行使することができるものということになります。

 語源はラテン語で「変えることのできない運命(Fate)(英)」や「神託」などを意味する「Sors」から来ており、その運命を捻じ曲げる超自然的な力を意味すると考えられます。
なおこの「Sors」はフランス語で「呪文」を意味する「Sorts」の語源でもあります。