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特異点
Singularity(英)/Singularité(仏)/Singolarità(伊)/Singularität(独)
Singular Point(英)/Point Singulier(仏)/Punto Singolare(伊)

 定められたルールが適用されない例外、あるいは従来のルールから突然変化するポイント(転換期)のこと。
分野や題材により、それが何を指すのかが変わります。以下は代表的な例。

1/xにおけるx=0のように、が無限大になったりなしになったりするような値。
U字やV字のような曲線グラフにおける、グラフの方向が反転するポイント(Vの尖端)。
8字や∞字のような曲線グラフにおいて、線が交差するポイント。
χ字のような複数の曲線グラフにおいて、線が交差するポイント。
ノ字のような成長グラフなどにおいて、ある時点を境に以後値が爆発的に増えていくポイント。
どう歴史を改変しても、その存在に影響がない人物。その特性(創作物のみで使用?)

 語が一般に多く用いられるのは、例えば産業革命や高度経済成長などの爆発的成長や、近年では俗に「2,045年問題」と呼ばれる、「自身より高度な人工知能を自ら開発できるそれの発明」などが挙げられます。
その他ではブラックホール内において重力が無限大になるポイント、分子の振動速度が光速を迎えると温度が無限大になるなどが挙げられます。