星 Star(英)/Étoile(仏)/Stella(伊)/Stern(独) 天体 Astronomical Object(英)/Objet Céleste(仏)/Oggetto Celeste(伊)/Astronomisches Objekt(独) |
分類 | 質量 | 主な公転対象(※1) | 補記 |
銀河団 Galaxy Cluster | 数百個以上の 銀河の集合 | 銀河団や 銀河群の重心 | |
銀河群 Galaxy Group | 数十個程度の 銀河の集合 | ||
銀河 Galaxy | 銀河核を中心とする 恒星群 | ||
銀河核 Galactic Center | コンパクト星の集合 | 銀河の中心。 | |
コンパクト星 Compact Star | 同サイズの恒星に比べ 異常なまでの大質量 | 銀河核 | 燃え尽きる前の恒星。 構成成分などにより「白色矮星(White Dwarf)」「中性子星(Neutron Star)」「異種星(Exotic Star)」「ブラックホール(Black Hole)」などに分類。 なお白色矮星が冷えて輝きを失い、観測できなくなったものは「黒色矮星(Black Dwarf)」と呼ばれる(※2)。 |
恒星 Star | 木星の75倍以上 太陽の8%以上 | 軽水素の核融合が行われ自ら輝く。 低温の赤いものは特に「赤色矮星(Red Dwarf)」と呼ばれる。 | |
褐色矮星 Brown Dwarf | 恒星未満 木星の13倍以上 | 銀河核 恒星 | 重水素の核融合が行われ自ら輝く。 軽水素の核融合は行われない。 |
惑星 Planet | 褐色矮星未満 自重で球形になる 軌道上の小天体を淘汰 | 恒星 褐色矮星 | 核融合は行われない。 その成分により「岩石質惑星」「ガス惑星」「氷惑星」などに分類。 |
準惑星 Dwarf Planet | 褐色矮星未満 自重で球形になる 軌道上に小天体混在 | 2,006年に設けられた新基準で、2,015年現在でまだ定義が曖昧。 冥王星と、かつて小惑星に分類されていた中でも規模の大きいもの。 | |
衛星(※3) Satellite | 惑星以下 小惑星以上 軌道上の小天体を淘汰 | 惑星 準惑星 | 衛星を更なる公転対象としているものは「孫衛星(Second Satellite)」と呼ばれる(※4)。 |
小惑星 Asteroid | 褐色矮星未満 自重では球形にならず | 恒星〜小惑星 | 準惑星とは認められないその他の天体群。 うち、恒星などの熱により揮発して塵を拡散するものを「彗星/箒星 (Comet)」と呼ぶ。 |
無数の小惑星や惑星間塵が惑星や準惑星を公転対象としているものを「環(Planetary Ring)」と呼ぶ。 小惑星や惑星間塵が惑星の大気圏内に入ることで「流星/流れ星(Meteor/Shooting Star)」となり、そのうち地上に到達したものは「隕石(Meteorite)」と呼ばれる。 | |||
惑星間塵 Interplanetary Dust Cloud | 小惑星未満 | ||
彗星の揮発や小惑星同士の衝突などで生じた最大数cmまでの塵。 彗星の塵が惑星の大気圏内に入ることで「流星群(Meteor Shower)」となる。 | |||
星雲 Nebula | 宇宙塵や 星間ガスの集合 | 本来目に見えないそれらが高密度にまとまり、目視できるようになったもの。 観測技術が未熟だった頃は銀河と混同されていた。 | |
宇宙塵 Cosmic Dust | 惑星間塵以下 | 宇宙空間に漂う0.01μmから10μm程度の目に見えない重元素の塵。 微小な惑星間塵だが、惑星系に関係なく宇宙に広く分布(星間物質)。 | |
星間ガス Interstellar Gas | 宇宙塵未満 | 宇宙空間に漂う水素やヘリウムなどの気体。 圧倒的に多く、単位容積あたりでは宇宙塵の倍以上の質量となる。 |
※1 | 質量の近い星が近くにある場合、一方を絶対的な重心とせずに互いが互いの周りを公転するケースも珍しくありません。 恒星や褐色矮星でのそれを「連星(双子星)」、惑星〜小惑星でのそれを「二重惑星」と呼びます。 |
※2 | 観測できないので、存在するかどうかも不明。仮定の天体。 |
※3 | 「人工衛星(Artificial Satellite)」は公転対象や小天体の淘汰などを問われません。 |
※4 | 2,015年現在で、人工衛星を除く天然の天体でのそれは発見されていません。存在する可能性自体が希薄。 |