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鍛冶屋/ブラックスミス Blacksmith(英)/Forgeron(仏)/Fabbro(伊)/Schmied(独) |
「
Smith」は古英語で「打つ」を意味する「
Smite」が語源で、「
鍛冶師」の意。
ハンマーで金属を
鍛錬する者を指し、転じて「
職人」の意味で用いられます。
日本では一般に
鍛冶屋のことを「ブラックスミス」と呼びますが、ブラックスミスは
黒金、つまり
鉄を加工する人のことを指します。
同様に、
金は「ゴールドスミス」、
銀は「シルバースミス」、
銅は「カパースミス」などと呼び、これら金属を加工する職人全般を「メタルスミス」と言います。
なお単に「スミス」という時は、通常ブラックスミスのこととなります。
その他では例えば「
刀鍛冶」「
刀匠」は「ソードスミス」となりますが、これは日本ではあまり用いられません。
同様に「
銃工」は「ガンスミス」、「
錠前屋」は「ロックスミス」などとなりますが、これらもあまり耳慣れないでしょう。
これらスミスはその需要と重要性から社会的に高い地位を
獲得し、それに伴い、スミスの姓を持つ人物が世に多く
輩出されました。ドイツの「シュミット(Schmidt)」もこれに該当します。日本で例えるなら「
鍛冶さん」のようなニュアンスでしょうか。
なお日本の「
鍛冶」姓もスミス同様に
鍛冶師から生まれた姓で、700年代初頭に
百済から
渡来した
鍛冶師ら(
韓鍛冶)に対して与えられたものです。