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ワイト Wight(英)/Âme en Peine(仏) |
古高地ドイツ語で、人間やそれに類する知的生物を指す言葉として用いられた「ウィヒト(Wiht)」より。
現在は「ヒューマン(Human)」で置き換えられている言葉ですが、神秘性を持たせるなどの目的で今日も用いられています。
J・R・R・トールキンはこのワイトを
エルフや
レイスなどを指すのに用い、『
指環物語』においては、「バロウワイト(Barrow Wight)」というアンデッドモンスターを登場させます。
このバロウワイトが、今日イメージするワイトの起源です。
バロウワイトは
Necromancyによって操られた人間(
貴族)の死体で、
ゾンビに近いですが自立行動はできず、行動の全ては操作するネクロマンサーにより決定されます。
またバロウワイトは、人の生気を吸い取る能力があるとされます。
その後
TRPG『
D&D』でアンデッドとしてワイトが用いられるなどして、ワイトは人および亜人全般を指す言葉から、アンデッドのバロウワイトのみを指す言葉として使われるようになっていきました。