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死霊魔術
Necromancy(英)/Nécromancie(仏)/Negromanzia(伊)/Nekromantie(独)

 腐敗のあまり進んでいない死体にアストラル界の高位精神体を憑依させ、アカシックレコードの情報を得る魔術。
3世紀のアレクサンドリアでの使用が最古の記録で、死体を用いて行う占星術の一種であるという見方も為されます。
語はギリシア語の「νεκρός(死体)」+「μαντεία(予言/占い)」から借用したラテン語「Necromantia」を由来とし、上記アレクサンドリアのほかギリシアやローマ、古代エジプトやバビロニアなど、古代西洋において広く行われていました。

 ネクロマンシーは黒魔術と白魔術に並ぶ第三の魔術とされ、黒魔術を禁止とするキリスト教内での扱いはグレー。
教義に反するという見解がある一方で、神のみを降ろすなら良しとする見方もあります。
語「Necromancy」が「Negromancy(黒い魔術)」と読み間違えられるなどからも黒魔術の一種と思われがちですが、本来は別物として扱われます。