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採石場/石切り場
Quarry(英)/Carrière(仏)/Cava(伊)/Steinbruch(独)

 鉱石、宝石以外の石を採取する場所。
建築用の砂利や石、墓石記念碑の材料、工業用原料に用いる石などを採取するのに用いられます。
なお、大型の石のを切り出す採石場の場合は特に「石切り場」と呼ばれます。

 最古の石切り場は古代エジプトと見られ、ピラミッドを建てるための建材として切り出されています。
その少し後では古代ギリシアの神殿建築するのに石切りが行われ、その後古代ローマを通じてヨーロッパの各地に広がりを見せています。

 採石場は切り出しと運搬容易になるよう、棚田のような形(段とスロープ)で掘られていきます。
それ以上採取が見込めなくなった採石場はその後不要な土砂などを捨てる場所として用いられ最終的に平地に戻されるか、あるいはそのまま放置されてその後となります(円形で雨量が豊富な場合)。
なお運用中の採石場は水が溜まらないように、何らかの排水措置を採る必要があります。

 採石場鉱山のように地下に設けられる場合もありますが、その場合は土砂で埋めることが困難なため一般的にはそのまま放置され、それが元で地盤沈下が起こるなどの問題が発生します。