[
トップ][
もどる]
|
クリプト/地下聖堂/地下墓所 Crypt(英)/Crypte(仏)/Cripta(伊)/Krypta(独) |
教会や
城の地下にある、
棺および
副葬品の
安置所。裕福な家庭に備え付けられていることもあります。
教会のクリプトは
礼拝堂としても利用され、そのため「
地下聖堂」と呼ばれます。
地下とはなっていますが、1階部分へは階段で上るように作られ、地下部分が一般の1階に相当する構造も多く見られます。
クリプトには聖者や地位の高い者が
埋葬され、
城では代々の王族が
安置された
霊廟となっています。
家庭のものもその家代々の死者が
安置するのに使われ、言わば先祖代々の墓を家の地下室に持っているようなものです。
最初期のクリプトは早期
キリスト教期(4〜6世紀)に作られました。
その後10世紀に
遺物を上階に保管するのを許可されると、それが元でゴシック期(12世紀後半〜)までにはほとんど作られなくなりました。