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霊廟祖廟聖廟
Mausoleum(英)/Mausolée(仏)/Mausoleo(伊)/Mausoleum(独)

 とは、墓とは別に設けられる、祖先を祀った建築物のこと。
役割としては日本の仏壇と同じで、家屋の形をしたそれ。
霊廟祖廟などとも呼ばれ、宗教的儀式を行う目的が色濃いものは宗廟と呼ばれます。
また聖人を祀ったものは聖廟と呼ばれ、特に孔子を祀ったものは至聖廟と呼ばれます。

 Mausoleumなどはの訳語として用いられますが、こちらは政治的指導者を埋葬した建築物(王墓)を指して用いられます。
すなわちエジプトのピラミッドなども広義にはこれに含まれますが、一般には語源ともなったアケメネス朝ペルシア帝国領カリア王マウソロス(〜紀元前353)の霊廟以降の時代の、聖堂型の建築物を指して用いられます。