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アカシックレコード/アカシャ/生命の書/神の記憶/天の板
Akashic Records(英)/Annales Akashiques(仏)/Registri Akashici(伊)/Akasha-Chronik(独)/Akasha(サンスクリット語)
Book of Life(聖書)/Mind of God(英)

 宇宙の創生の頃よりあったとされ、世の中の万物事象、および過去未来に至るあらゆる時間について記述されている(※)という本、または蔵書群。
「アカシャ」とはサンスクリット語で「エーテル」の意味で、天上、宇宙の意。
文字通り宇宙に存在するとされますが、これは古代の概念ですので、天上、霊界、精神世界などの意を含むものとなります。

 中国、インド、ペルシア、ギリシア、エジプト、イギリスなど、ほぼ古代の大陸全土でこの存在が信じられており、一握りの賢者はこのアカシックレコードを自由に読むことができたとされ、預言者や、王の助言役としてその能力を発揮したと言われます。

エドガー・ケイシーによれば、最初から全ての情報が記されているのではなく、各々の魂、意識が逐次アカシックレコードに書き込んでいっているとされます。
そしてここでは過去現在未来といった時間は一体であるという概念となり、そのために未来の情報を読み取ることができるのだとされます。

 アカシックレコードは、科学で言うところの「ビッグバン(宇宙創生のきっかけとなった大爆発)の状況が分かれば、宇宙全体の未来が予測できる」という考えに近いものがあります。
例えば重力下で物を放れば下に落ちることが予測できるように、単に複雑なだけで、宇宙の事象はビッグバン時に全て決定されている(予測可能である)というものです。

 なおアカシックレコードの別称である「Book of Life」は、現在「ゲノム(遺伝子情報。Genome)」を指す言葉としても用いられています。