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ドルイド教 Druidry(英)/Druidisme(仏)/Druidismo(伊)/Druiden(独) |
ケルトの古代信仰。
ドルイド教の
興りは意外と遅く、大陸のケルト人がローマ帝国の支配下に入った後のイギリスで始まります。
チュートン民族によって大陸からブリテン島に逃亡してきたケルト人はそこでもなお抑圧を受け続け、その過酷な現実への反動が宗教信仰という
活路となりました。
自然信仰を主体としており、この中心となる
ドルイドは「
樫の樹の
賢者」という意味の「
Daru-vid」が名前の由来となっています。
その名の通り、
樫の樹の枝で作られた
ワンドを用い、宗教的な
儀式(主に生贄を用いる)を
執行します。
ただし、
鉄の杖を用いることもあったようです。
当時
鉄は「土くれから生み出される魔法の物質」であり、
樫の樹と同様、魔法の杖としての機能を果たすものと考えられていました。