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ソロモンの指輪
Seal of Solomon(英)/Sceau de Salomon(仏)/Sigillo di Salomone(伊)/Salomon Siegel(独)

 古代イスラエル王ソロモン(紀元前1,011年〜紀元前931年)が所持していたとされる指輪。
エルサレムにおいて神殿を建築中、悪魔がその邪魔をすることについて神に祈りを捧げたところ、大天使ミカエルより授けられたとされるもの。
神の名と五芒星刻印された石製の指輪印で、これを悪魔に投げつけることでその悪魔を支配し、意のままに命令することができたとされます。

 ソロモンの指輪はキリスト教による書物『Testament of Solomon』(1〜5世紀頃のギリシア)が初出とされ、ソロモン王が属していたユダヤ教の書物や、その他物的証拠が一切認められない創作の産物と考えられます。
後年の書では形状に様々なバリエーションがあり、その中でもユダヤ教のシンボルであるダビデの星(六芒星)が刻印された真鍮指輪印とするのが現在では支配的。