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ラブリュス/ペレクス Labrys(リディア)/Pelekys(希) 30cm〜200cm、1,500g〜4,000g |
紀元前2,000年頃(
青銅器時代)のクレタ島などで用いられていた両刃の斧。
「ラブリュス」はリディア(現トルコ)での呼称で、ギリシアでは「ペレクス」と呼ばれます。
ラブリュスは生活や戦争の道具として用いられ、今日でも
伐採用の道具として使われています。
ラブリュスは
雷の
象徴とされ、近東の男神が
携えている例が多く見られます。
ギリシア神話の主神ゼウスが扱う
雷(ケラヴノス(Keravnos))も、このラブリュスとされます。
一方でクレタ島では、女性神官が
生贄(
雄牛)を殺すのに用い、ラブリュスを振るう神々も男性ではなく女性に限定されます。
また、ラブリュスは
ミノタウロスが用いる斧としても知られ、
ミノタウロスの
棲む迷宮「ラビュリントス(Labyrinthos、「両刃斧の家」の意)」は、このラブリュスが語源となっています。