[トップ][もどる]
バックラー
Buckler(英)/Brocchiero(伊)/Faustschild(独)/Buckler(独)
500g

 直径30cm程度の、ラウンドシールドの一種。古フランス語で「(盾の中央に取り付けられる)突起」を意味する「BocleBoucle」(→バックル)より。
パリーイングダガーと同時期に用いられた小型の盾で、相手の攻撃を防ぐよりも、受け流す目的で用いられました。
剣やメイスなどには有用な防具でしたが、には全くの無力でした。
なおフランス語の「Bouclier」は単に「盾」を意味するので、これを表現する場合は「Petite Rondache(小さな丸盾)」「Petit Bouclier Rond(小さな丸い盾)」などと表記されます。

 その語源が意味するように、盾の中央には突起が設けられています。
裏側から見るとこれは窪みで、ここに拳が収まるように取っ手が付けられています。
園児用のゴムつきのつば広帽のゴムを短い革ベルトに置き換えたような形状をしており、この革ベルトを握って使用します。