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ビル
Bill(英)/Vouge(仏)/Hippe(独)
180cm〜270cm、2,000g〜3,500g

 16世紀〜18世紀のヨーロッパで用いられたポールアームの一種。
ハルバードの簡易版といった作りと役割で、パイク兵らに混じって使われることが多かったようです。
農作業に用いる箸付鉈を長柄にしたような形状で、ビルも元々農具として用いられていたものから発展しました。

 ビルは叩き斬る、引っ掛ける、穴を空けるといった用途に特化しており、馬上の兵士を引き摺り下ろしたり、プレートメイル接合部を断ち切ったり、鎧を貫通してダメージを与えるといった用途に適していました。