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マーメイド/人魚
Mermaid(英)/Sirène(仏)/Sirena(伊)/Meerjungfrau(独)/Seejungfrau(独)/Fischweib(独)
マーマン/半魚人
Merman(英)/Homme Sirène(仏)/Uomo Sirena(伊)/Meermann(独)

 一般には上半身が人間、下半身が魚であるとされる伝説上の生物。女性タイプをマーメイド、男性タイプをマーマンと呼んで区別します。
近年ではマナティー(※)を見間違えたものだとする説が通例。
ジュゴン目の一種。ジュゴンが股状の尾を持っているのに対し、マナティーは貝形。

 人魚伝説が初登場するのは、紀元前1,000年頃のアッシリアの神話にて。
豊穣の女神にして魚神のアタラガティス(Atargatis/デルケトー(Derceto))はある若者と恋に落ち、彼との間に子を設けました。
そのことを恥じたアタラガティスがアスカロンのに身を投げると、彼女の頭部を残してその身が魚へと転じたということです。

 なおこのアタラガティスは、ギリシア神話の美神アフロディテ(Aphrodite(英)、ローマ神話でのヴィーナス(Venus(英)))の原型だとされています。