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キラービー/殺人蜂
Killer Bee(英)/Abeille Tueuse(仏)/Ape Assassina(伊)/Killerbiene(独)
Africanized Honey Bee(英)/Abeille Africanisée(仏)/Ape Africanizzata(伊)/Afrikanisierte Honigbiene(独)

 アフリカミツバチ(Apis Mellifera Scutellata)とヨーロッパミツバチとの雑種。中でもイタリアミツバチ(Apis Mellifera Ligustica)との雑種が一般的。
雑種のため学名はなく、「アフリカ化ミツバチ」「キラービー」などの俗称で呼ばれます。
その凶悪な呼び名から「スズメバチ(Hornet(英))」と勘違いされることが多いですが、れっきとしたミツバチです。

 キラービーは1,957年にブラジルの生物学者ワーウィック E.カー(Warwick E.Kerr)によって作り出されたセイヨウミツバチ(Apis Mellifera)の亜種で、当初の目的では、より効率よくを集められる大人しい種を得ることを前提として交配が行われました。
しかし生まれた種は兵隊蜂の割合が多く、防御範囲が広くて攻撃的。かつ生息域の拡大が速く、人的被害も多く出るなどでアメリカ国内で恐れられ、このために「キラービー(殺人蜂)」と呼ばれるようになりました。
ただ実際には日本のオオスズメバチの方が更に凶悪で、これはキラービーにとっても天敵となります。

 なおキラービーの群れの性質は女王の気質に左右されるため、気質の荒い群れの女王を殺して大人しい女王を立たせることにより、その凶悪性を抑えられることが判っています。
また、キラービーはこそあまり集めませんが、良質のプロポリスを多量に生成することでその後その存在が見直されていきました。
 プロポリスというのはセイヨウミツバチだけが作る抗菌物質で、樹脂などを唾液で練って作り、巣の入口や内部に塗って用います。
語源はギリシア語で「〜の前に」を意味する「Pro」と「都市」を意味する「Pólis」より。