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カーバンクル
Carbuncle(英)/Ahuri(仏)/Carbunkl(伊)/Carbunkle(伊)/Karfunkel(独)

 本来ラテン語で「燃える石炭」を意味する語で、転じて赤い宝石を総称する古い表現。
その中でも特に、カボションカット(あんまんのような形)の暗赤色のガーネットや、ルビーを指して呼ばれます。

 大航海時代の16世紀、スペインのコンキスタドール(Conquistador、大陸征服者、冒険家)らが南米で頭部に赤いのようなものを持つ謎の小動物を見たとされ、これを上記の宝石にちなんでカーバンクルと名づけられました。
報告数が乏しいため姿形不明瞭で、ベースはリスまたはサルとも言われ、は1つまたは2つ、の位置はまたは頭頂部(カッパのような)であるなど諸説あります。

 このカーバンクルを手にした者は富と幸運がもたらされると言われますが、現在までにそれらしい生物の捕獲報告はありません。
カーバンクルは伝説や神話の生物ではなく未発見生物(UMA)の位置付けで、ツチノコや雪男、ネッシーなどと同列の存在になります。