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港／湊／港湾 Port(英)／Port(仏)／Porto(伊)／Hafen(独) Harbour(英)／Harbor(米) |
船舶が停泊できる、陸地に面した穏やかな水域。
湾、河口、入江などが自然港として適していますが、今日では人工の構造物で上記条件を満たすことができるので、それほど場所を選ばなくなっています。
港を中心に発展した都市は「港町」と呼ばれ、また用途によって「貿易港」、「漁港」、「軍港」などと分類されます。
世界最古の港町はイスラエルの古代都市ヤッフォ(Yafo)(／ヤッファ(Jaffa))と見られ、青銅器時代(紀元前3,300年〜紀元前1,200年)にまで遡ります。
なお英語の「ポート」は「受け渡し」、「ハーバー」は「避難所」の意味合いをそれぞれ持っており、「ポート」は荷物の積み下ろしができる港に限定して使われます。
これに対し「ハーバー」はただ「陸地に面した穏やかな水域」であれば良く、そこが荷物の積み下ろしをできない場所でも構いません。
余談ですが、データの受け渡しを行う「I/Oポート」や、「持ち運びできる」という意味の「ポータブル」など、「Port」のつく言葉の数々は前述の意味を受けて出来ています。