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移動床
Moving Floor(英)

 ゲームにおいて、プレイヤーが踏むと自動的に動くイベント床。
類似する例も含め、一覧を下表に記載します。

タイプ概要
スリップ床踏んだ本人が移動するもの。ツルツル、ヌルヌルした床や傾斜のほか、水流や風圧に押されるものなども。
傾斜でカーブすることがある以外は原則として直進のみで、床の切れ目か行き止まりまで進み続ける場合が多い。
落とし穴下層に落下するもの。天然人工を問わず穴、崖など足場の終端、傷んだ床、滝壷など。
通常の通路に傍目からは分からないよう設置されていたり、スリップ床などの終点に置かれていることが多い。
回転床進行方向だけが変わるもの。罠、砂漠、樹海、渦潮、沼など。
2Dゲームの場合、入力したキーとは別方向に移動する。
3Dゲームの場合、進行方向が変化する。
動く歩道足下の方が動くもの。コンベアー、トロッコ、浮遊足場のほか、クレーン、流砂など。
直角に曲がるなど柔軟な動きをし、終点まで離脱、停止できない場合が多い。
エスカレーター
自動階段
傾斜に設置される、階段状の動く歩道。グラフィック以外はそれに同じ。
ただ、踏むと自動的に階層移動する通常の階段はある意味全てこれになる。
エレベーター
昇降機
垂直移動する装置
類似の語「リフト」は工業において物を持ち上げる装置、スキー場においては斜面移動の乗り物をそれぞれ指すため、人が乗る昇降機としては不適切。
テレポーター
/ポータル
転送装置
離れた場所に瞬間移動する装置
Teleporter(英)」は上記のほか、「瞬間移動能力者」「クレーン重機」などの意味も。主に罠などの野良。
Portal(英)」は「門」の意。街などに固定で設置されているものは主にこれ。


 人工的なものはオーバーテクノロジーなものも多くあり、実際先史文明の遺跡などで登場する例も多いですが、特に何の説明もなく一般的なダンジョンに登場する例も珍しくはありません。
参考までに、現実における動く歩道の初出は1,893年、アメリカ合衆国イリノイ州のシカゴ万博にて。
エスカレーターの初出は1,900年、フランスのパリ万博にて。
エレベーターの初出は古代ギリシアのアルキメデス(紀元前287年〜紀元前212年頃)が人力のものを。動力を用いたものは19世紀に入ってから。
テレポーターは1,997年に量子テレポーテーション実験(※)が成功。物質の転送は2,019年現在では未遂。
観測する(を当てる)と実験結果が変化する量子(光子など)がある。
これのペアを用意して両者を離れ離れにし、一方でのみ観測すると観測していないもう一方の実験結果も変化する(離れた場所に情報を伝達できる)というもの。