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迷路園/迷路庭園/ヘッジメイズ
Hedge Maze(英)/Haie Maze(仏)/Labirinto di Siepi(伊)/Irrgarten(独)

 生垣を用いて作られた巨大迷路。
16世紀に入って作られるようになったイギリスのノットガーデン(※)から発展したとされますが、それ以前にも同種のものは散見されるようです。
巨大迷路自体は古くギリシア神話のラビュリントスにも見られるので、庭に迷路を作るという発想自体は実際そう難しくはないでしょう。
クッキー型のような形に整えた生垣の内側に砂利を敷き詰めたものを複数用意し、それらの間を観賞用の通路としたもの。

 迷路園は広大な敷地による権力、自然を意のままに支配する力、および幾何学的模様による高い叡智と芸術性を誇示するのにうってつけのものであり、王侯貴族らの間で好んで用いられました。
迷路園は玄関までの直行路が中央に設けてあったり、通行の邪魔にならない場所に設けられるなどの住人の利便性を損なわないよう作られています。
そもそも破壊自体が容易なので、創作物にあるような防衛能力を期待できるものではありません。
ただ、遊んでいた人間が迷い込んで出られなくなるといった事例は度々あったようです。