[トップ][もどる]
アルビノ
Albinism(英)/Albinisme(仏)/Albinismo(伊)/Albinismus(独)

 遺伝情報欠損によって、皮膚、毛、眼球にメラニン色素が全く、またはほどんどない状態
正常な遺伝情報で白いものや、メラニン以外の色素の欠損で白くなったものはこれに含みません。
完全なアルビノの場合、体色は白豚のような薄ピンク、目色は赤(いずれも血液の色)、毛色はプラチナブロンドになります。
白ウサギのような小動物の場合は体毛が純白で、眼球も小さいため赤味が強くなります。

 メラニン色素は紫外線から体を守るためのもので、これが欠損するとその防御能力がなくなります。
日光を短時間浴びただけでも皮膚は赤く日焼けし、を通常の人よりも眩しく感じます。
青い瞳もメラニンが薄い状態で、欧米人がサングラスを必要とするのはこのためです。
また受容が不充分なため視力が弱く、視覚障害を伴うことがあります。

 自然界では上記に加え、他の動物から発見されやすいというリスクを伴うため、野生で生存できるのは極稀です。
アルビノは人為的に固定することもでき、ペットとして高い人気を誇ります。
かつては人間も含め、アルビノは信仰の対象でもありました。