[トップ][もどる]

Bean(英)/Légume Sec(仏※1)/Haricot(仏※2)/Fagiolo(伊)/Bohne(独)
※1直訳で「乾燥野菜」。ただし一般に「豆類全般」。
※2直訳で「インゲン豆」。日常、「豆」と言えばこれを指す。

 マメ科植物(Legume(英)、さや付き植物)、特にその豆果(Pulse(英)、種子部分)。
より狭義(Bean(英))には、それら植物のうち人類が作物として利用しているものに、コーヒー豆カカオ豆など習慣的に豆と呼ぶものを加えたもの。
菽穀類という広義の穀物に分類され、食用のほか製油目的などで利用されます。

 概ね紀元前11,000年〜10,000年頃にはエンドウ豆とレンズ豆、紀元前7,000年〜6,000年頃にはソラマメとヒヨコ豆がそれぞれ地中海沿岸地域で見つかっており、これらはギリシア、ローマ文明期(紀元前753年〜)の主要な食糧となりました。
中でもソラマメが主流で、中世期のヨーロッパにおいて単に「豆」と言えば一般にこれを指しまたが、スペインのコンキスタドールによるアメリカ大陸発見(1,498年〜)以後、インゲンマメ(同時に落花生)がヨーロッパに持ち込まれたことで消費量が逆転、現在に至ります。

 創作物では「豆のスープ」として登場することが多く、事実ヨーロッパ各地には豆を用いた伝統的なスープのレシピが多数存在します。
豆果は一般にタンパク質が豊富なので、動物性のそれを得るのが困難な地域で特に重宝されます。
ゆえに菜食しかできないと設定されることの多いエルフの主食とされる例も多く、特に他の1.5倍と含有量が多く「畑の肉」と称される大豆などは、『異世界食堂』の「エルフ豆」など採用例が見られます。
ただ東アジア由来である大豆は20世紀に入るまで西洋圏に普及しておらず、現在も食用ではなく油脂利用としてが主であるので、西洋感を保ちたいならその点注意が必要です。