[トップ][もどる]
モンク
Monk(英男)/Moine(仏男)/Monaco(伊男)/Mönch(独男)
Nun(英女)/Moniale(仏女)/Monaca(伊女)/Nonne(独女)

 宗教団体内の教義生活に身を置き、修道院などで共同生活をしながら修行を行う人たち。修道士。
ギリシア語で「独りで生きる人(Live alone)」を意味する「モナコス(Monachos)」が語源。
エジプトの砂漠で禁欲生活をする人を指して生まれた言葉で、現在この様な人は「隠者(Hermit(英)。ハーミット)」、または「世捨て人(Anchorite(英)/Anchoret(英)。アンカライト)」と呼ばれます。
隠者は教団施設を離れて独りで修行するという以外、ほぼモンクと同じと考えて良いでしょう。
 このモナコスは男性形で、そのためか現在のモンクもほぼ男性にのみ使用されます。
女性の場合(修道女)は「ナン」と呼ばれます。

 モンクは教団の教義により様々なスタイルが存在しますが、日本ではゲームなどで多く採用されていることもあり、主に武術家を連想することが多いかと思われます。
この代表的な例としては、日本の金剛禅総本山少林寺の少林寺拳法(創始者宗道臣(日本人)が、満州で学んだ武術を元に作った護身術)や、中国の嵩山少林寺の少林拳、南少林寺の南派少林拳などがあります。
少林寺拳法と少林拳は、語感が似ていますが両者に関係はなく、全くの別物です。


 余談ですが、「モンガー(Monger(英))」は「商人」の意味でモンクとは無関係。
モンゴル人も「モンゴリアン(Mongolian)」なのでこれとも無関係。