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ウォーハンマー
War Hammer(英)/Marteau d'Armes(仏)/Martello d'Armi(伊)/Kriegshammer(独)
ベク・ド・コルバン/ベク・ド・フォコン
Bec de Corbin(仏)/Bec de Faucon(仏)/Mazzapicchio(伊)/Rabenschnabel(独)
ルツェルン・ハンマー
Lucerne Hammer(英)/Marteau de Lucerne(仏)/Martello di Lucerna(伊)/Luzerner Hammer(独)
50〜200cm(時代を経るにつれ短縮)、1,500g〜3,000g

 「ベク・ド・コルバン」は「カラスのクチバシ」、「ベク・ド・フォコン」は「タカのクチバシ」を意味する言葉で、その名の通りクチバシのような形をしたピックが特徴的な武器。
14世紀のフランスで開発され、16世紀いっぱいまで用いられました。
「ルツェルン・ハンマー」は「ルツェルン(スイス中部の地名)のハンマー」という意味で、こちらは15〜17世紀のスイスで用いられました。

 これらはいずれもとピッケルを合わせたような形状をしていますが、形状や用途が少しずつ異なります。
ベク・ド・フォコンはウォーハンマーではなくビークドハルバードに分類されるものですが、単にベク・ド・コルバンの別称、あるいはピックの曲がりが強いものを指してそう呼ばれることが多いようです。

種類槌頭の形状
ベク・ド・コルバン蝶ボルトまたは
肉たたきのような形状
ベク・ド・フォコン斧(※槌ではなく刃物)
ルツェルン・ハンマー3〜4本のスパイク

 「ウォーハンマー」は上記およびメイスの総称ですが、の短いハンマーピック(ピッケル)を指して特にそう呼ばれることが多いようです。