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ロンギヌスの槍 Lancea Longini(ラテン) Lance of Longinus(英)/Spear of Longinus(英)/Lance de Longinus(仏)/Lancia di Longino(伊)/Longinuslanze(独) 聖槍/ホーリーランス Holy Lance(英)/Holy Spear(英)/Sainte Lance(仏)/Lancia Sacra(伊)/Heilige Lanze(独) (不明) |
イエス・
キリストの処刑の後に、死亡確認をするために脇腹を刺したとされる
槍。
この死亡確認を行った
百人隊長の名前がロンギヌスでそこから名前を取ったとされますが、この件を記した
新約聖書の『ヨハネ福音書』にはその人物の名はありません。
初めて名が登場するのは4世紀に書かれた『ニコデモ福音書(ピラト行伝)』にて。
名「ロンギヌス」はラテン語圏で一般的に見られる名前ですが、ラテン語で「長い」を意味する「
Longus」からつけられたとも。
このロンギヌスは更にその後「
キリストの血を浴びたことで盲目が治り、そのことにより
キリスト教に改宗した」という設定が加わり、カトリックや東方正教会などで聖人として扱われています。