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ガラティン
Galatine(英)/Galatine(仏)/Galatine(伊)/Galatine(独)

 『アーサー王伝説』の登場人物ガウェイン卿が所有する剣。
後年になって付け足されたもので原典には登場せず、確認されている中では『アーサーの死(Alliterative Morte Arthure)』(14世紀後半)に登場する「ガラス(Galuth)」が初出と見られます。
ガラティンはエクスカリバーの兄弟剣とも言われ、見事な切れ味を誇り、決して刃こぼれしないとされます。

 所有者のガウェインは夜明けから正午までの間、その力が3倍になるという特殊能力を持っています。
これは源流となったケルト神話の特色を強く受けているようで、その中によくある太陽やの御子という設定の一種であると見られます。
このためガラティンも、太陽の力を持っているとして扱われるケースがしばしばあります。