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双頭槍/ツインランサー(和製英) Double Headed Spear(英)/双头枪(中) 不定 |
両端に刃が取り付けられた
槍。中国の少林寺で
演舞に用いられています。
このタイプの武器が実際の戦場で用いられたかは分かりません。
西洋の
騎兵が混戦の中で左右どちらからの敵にも対応できるよう、順手でも逆手でも使える武器として用いたという話もありますが
真偽のほどは不明。
確かに一見理に
適って見えますが、そもそも
騎兵はその突進力を生かした突撃と
迅速な
離脱が売りであり、
混戦を
意図したものではありません。
万が一の備えのためにという考え方もありますが、いざという時に素早く切り替えられるのかなどの問題があり、やはり現実的ではありません。
歩兵が用いる場合、戦争において彼らは前線で敵の突進を防ぐための存在であり、後方に刃がついている必要性は
皆無である上味方に危険が及びます。
そして
混戦を担当する兵士が用いるというのであれば、それ用の武器を用意した方が適切です。
冒頭で記載したように1対1〜数人の戦いであるならば有用性はありますが、それはもはや戦争の道具ではありません。
語「ツインランサー」は『超電磁ロボ コン・バトラーV』にの28話(1,976/10/30)に登場したのが初出。
これは2本の
短槍を合体させるというもので、
両長巻と同系統の武器と言えます。
なお「
Twin Lancer」は武器名としては誤った語であり、正しく綴るなら「
Twin Lance」となりますが、その場合でも「同種の2本の
槍」や「
双頭(
二又)の
槍」という意味となるので、この例のように2本の
槍を用いるならともかく、両端に刃がある
槍を指す語としては不適切です。