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サーブレア
Cervelliere(英)/Cervellaire(英)/Cervelière(仏)/Cervelliera(伊)/Hirnhaube(独)/Eisenhaube(独)
1kg

 グレートヘルムの下に装着したり、視界を遮らないことを良しとする弓兵が用いた鉄製のスカルキャップ。
12世紀にはあったとされ、少なくとも前者の用途については、13世紀の終わり頃から14世紀初頭にかけて用いられました。
単独で使用する場合、頭の半分より下の防御が手薄になるため、コイフアヴェンテイルと併せて使用されることが多いようです。

 スカルキャップというのは頭部に密着した帽子のことで、このサーブレアもそのような形状をしています。
現代の工事用や学童用のヘルメットが非常に近く、兜としては至ってシンプルなものです。

 やがてグレートヘルム衰退に伴い、サーブレアはその発展形であるバシネットへと変化を遂げます。