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猫の爪
Cat's Claw(英)

 フリッツ・ライバー著のアメリカ小説『Fafhrd and the Gray Mouser』シリーズ(1,939年〜1,988年)に登場するダガー(両刃短剣)。
主人公の1人グレイ・マウザーが使用するもので、彼の名前自体が「灰色猫」を意味します(「Mouser」は「ネズミを捕食する動物(一般にネコ)」の意」)。
グレイ・マウザーは魔法使いの弟子で魔法を使うことができますが、魔法使いとしての腕はそれほどでもなく、盗賊が本業の小柄な男。

 「猫の爪」は『Final Fantasy』や『Sa・Ga』シリーズなどに採用例が見られ、当初は短剣でしたが後に爪/グローブという扱いが一般的に。
性能や位置付けはシリーズを追うごとに微妙になり、これらはいずれも名前から来るイメージやネタ元の失念などが考えられます。

 余談ですが、グレイ・マウザーはこの他に「手術刀(Scalpel)」と呼ばれる細身の曲刀を持っています。
また、タイトルにもあるもう1人の主人公ファファードは「灰色杖(Graywand)」と呼ばれる両手剣を片手で振るいます。