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ブロードソード
Broadsword(英)/Broadsword(仏)/Épée Large(仏)
Basket-hilted Sword(英)/Spade Con Elsa a Cesto(伊)/Korbschwert(独)
(文中に記載)

 17〜18世紀頃の騎兵や歩兵が使用した両刃の長剣。全長80cm程度で、刃幅は4cm程度。重量は1,500g程度。
銃器の発達と共に鎧・剣共に軽量化が図られた、レイピアが主流だった時代に用いられました。
そのため、「それよりも幅広な剣」という意味でブロードソードと呼ばれます。
銃器に対抗するためにあまり大ぶりにはできないものの、それでもレイピア程度であれば叩き折ることができました。

 なお持ち手部分に針金細工のようなガードがついているものが一般的で、それにより「Basket-hilted Sword(篭柄の剣)」とも呼ばれます。
一応こちらが正式名称となりますが、ガードがついていないものも存在するので若干不適切です。


 なお今日の創作物などではこの枠を超えて、文字通り幅広の長剣全般を指す言葉としての用法が多く見られます。
この場合は片刃のものも含み、その場合青龍刀を細身にしたような形状のものを指すのが一般的です。