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アダーガ
Adarga(スペイン)
縦横50cm程度、500g〜1,000g

 ムーア人(北西アフリカに住むイスラム教徒)が用いていた革の盾。
アラブ語で「盾」を意味する「Al-Daraqa」が語源で、「Adarga」はこの盾を後に採用したスペイン人による呼称。
少なくとも14世紀には既に用いられていたと見られ、16世紀に銃器が発達するまでの間用いられ続けました。

 用いられる皮は恐らくアラビアオリックスのものと見られ、それを茹でて硬くしたハードレザーが用いられます。
楕円形の板を2枚連結したような形状で、芭蕉扇軍配に近い形をしています。
革でありながら剣やに対して充分な防御力を誇り、広くヨーロッパで主に軽騎兵によって用いられました。


 なおこれとは別に、モモンガやムササビが飛んでいるような形状の革の盾に、短剣を合体させたタイプのものが日本語サイト(およびそれをそのまま翻訳したと思われるサイト)で見受けられます。
の柄の中程に革の盾が取り付けられており、盾の中央に突き出る形で短剣が取り付けられているというものです。
語源も上記と同じ「Al-Daraqa」ということですが、出自等は分かりませんでした。

 更にこれらとは別に、『Final Fantasy XI』に同名の武器が登場します。
これは細かな意匠の違いを除けばジャマダハルと全く同じもので、こちらも出自等については不明です。