[トップ][もどる]
ジャマダハル
Jamadhar(印)
カタール
Katar(英)/Katar(仏)/Katara(伊)/Katar(独)
ブンディ・ダガー
Bundi Dagger(英)/Poignard de Bundi(仏)/Pugnale Bundi(伊)/Bundi Dolch(独)
30cm〜70cm、300g〜800g
パタ
Pata(印)
ガントレットソード
Gauntlet Sword(英)/Spada a Guanto(伊)
100cm、1,000g〜2,500g
カタール
Katar(印)/Kutar(印)
35cm〜40cm、350g〜400g

 ジャマダハルは、ペルシアや北インドで用いられていた特殊な形状の短剣
2本の横木をグリップとしたそれは握力計のメーター部分を両刃の短剣にしたような形で、正拳突きの要領で扱うことができ、普通の短剣よりも刺突力に優れているのが特長です。
中には刃が二又以上に分かれているものも存在します。
 このジャマダハルが西欧諸国でカタールと呼ばれるのは、西欧に紹介される際に用いられた『アニ・ア・アクバル(Ain-e-Akbari)』という歴史書の挿絵が後述のカタールと取り違えられていたことによります。

 パタはジャマダハルを元に改良された武器で、インドのマラータ族によって用いられました。
ガントレットと長めの両刃剣を合体させたような形状で、ジャマダハルの利点をそのままに、防御能力も備わっているというものです。
 しかし反面、手首が固定されるためスナップが利かない→少しでも角度が狂うと手首を痛める上、容易に手放すこともできないので、武器の持ち換えが困難などのデメリットもあります。
そのため、素手と同じ感覚で用いることができるジャマダハルに比べて、ある程度の熟練を必要としました。

 カタールはインドで古くから広く使われている短剣
薄く長いを持ち、それに対応した柄頭を持つタイプが一般的。
刃は片刃、両刃のいずれも存在します。