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ジャッカロープ/ツノウサギ
Jackalope(英)
Horned Hare(英)/Lapin Cornu(仏)/Lepre Cornuta(伊)/Hasenbock(独)

ラッセルボック
Rasselbock(独)/Raspelbock(独)

ヴォルパーティンガー
Wolpertinger(独)/Wolperdinger(以下同)/WoipertingerWoiperdingerVolpertingerWalpertingerWulpertinger
Poontinger(英)

 ジャッカロープは、アメリカのワイオミング州に棲むとされるシカのツノを持つウサギ。
1,829年にワイオミング州ダグラスで目撃されたのが最初とされます。
名前の由来は「ジャックラビット(Jackrabbit)」+「Antalope(アンテロープ(Antelope)の古語)」より。
1,965年には州によって商標登録され、毎年6月31日(6月30日の24:00〜26:00)はジャッカロープの日として狩りが催されます。

 ジャッカロープはノロジカとキラー・ラビット(※)の混血などとも言われますが、現実的には乳頭腫ウイルスに感染したウサギ(実在する)であろうとされています。
普段は温厚な性格ですが、人が接近すると危険な存在となると定義づけられます。
アーサー王伝説』のパロディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1,974)に登場する殺人ウサギ。


 ラッセルボックはジャッカロープ同様、シカのツノを持つウサギ。外観は酷似
ドイツのチューリンゲンの森にいるとされますが、起源等は不明。


 ヴォルペルティンガーは、ドイツ南部のバイエルンはアルペンの森に棲むとされるカモの翼とシカの角を持ったウサギ。明確な起源等は不明。
19世紀以降、それを模した剥製がお土産として現地で販売されています。