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フェアリー／フェイ Fairy(英)／Faery(英)／Faerie(古仏) Fey(英)／Fae(古英)／Fée(仏)／Fata(伊)／Fee(独) ピクシー Pixie(英)(／Pixy(英)／Pixi(英)／Pizkie(英)) スプライト Sprite(英)／Spiritello(伊) |
フェアリーはヨーロッパ各地に見られる架空の小妖精で、古くは「運命」を意味するラテン語の「ファータ(Fata)」が語源。
そのFataから「妖精」を意味する「Fae」が生じ、そこから逆成で名詞を表す接尾語「-erie」がついた古フランス語「Faerie」が「フェアリー」の元。
人々に幻覚を見せて、その感情を乱すと言われています。
フェアリーは一般に、昆虫の翅を持つ小さな人型の姿で描かれます。
花の周りに集い、その軌跡にはダストと呼ばれるきらきらとした塵を残します。
早い話が、蝶の擬人化だと思って問題ないでしょう(ただし、トンボ翅の姿でも描かれます)。
ピクシーは現在ではフェアリーとほぼ同様の存在として捉えられていますが、本来は違います。
これはイギリスの先住民族が起源で、体にペインティングを施す人々を指したラテン語「Pict(塗られた人々)」が語源です。
なので小妖精というよりはゴブリンなどのいたずら好きな小人妖精に近い存在で、「いたずら小僧」を意味する「ピスキー(Piskey)」という関連語も存在します。
翅もこちらにはありませんが、それでも飛翔能力があるともされます。
スプライトは、これらフェアリーやピクシーなどを含む妖精の総称として使われます。
語源はラテン語で精神を意味する「スピリタス(Spiritus)」です。
このスピリタスからの派生語として、他にはケルトの妖精「スプリガン(Spriggan)」などもあります。