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クァール/クアール/ケアル
Coeurl(英)/Zorl(仏)
ディスプレイサー・ビースト
Displacer Beast(英)/Bête Éclipsante(仏)/Pantera Distorcente(伊)/Täuschungsbestie(独)

 アルフレッド・エルトン・ヴァン・ヴォート(Alfred Elton van Vogt)の短編小説『黒い破壊者(Black Destroyer)』(1,939)に登場する異星生物。
この短編は、後年の短編集『宇宙船ビーグル号の冒険(The Voyage of the Space Beagle)』(1,950)に、他の3つの短編と共にまとめられています。

 クァールは後脚が前脚の半分ほどしかない黒豹のような外見をしており、両肩にタコのような吸盤つきの触手を持っています。
人間と同等かそれ以上の高い知能を持ち、電磁放射線(x線、γ線)を放射することで会話します。
様々な大気の中で暮らしていける高い生存能力を持っていますが、食料となる生物が死滅したことにより、クァールもまた絶滅の危機に瀕しています。

 『Final Fantasy』シリーズでは、クァールは触手ではなく長いを持った姿で登場します。
またTRPGD&D』では、名前は違いますがよく似た外見的特徴を持つ、「ディスプレイサー・ビースト」というモンスターが登場します。
ディスプレイサー・ビーストは能力はあまり高くありませんが、言葉を話すことができます。