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アルミラージ/一角ウサギ
المعراج(アラビア)/Al-mi'raj(同ラテン転記)/Spiked Hare(英DQ)

 インド洋の架空の島、ジャジラト・アル=ティニン島(「シーサーペント(海龍)の島」の意)に住むとされる一角ウサギ。
ツノの生えたウサギ自体は実在しませんが、乳頭腫ウイルスに感染することでそのように見えるウサギが元ネタであると考えられます。
黄色ないし金色の毛をもつ大きめのウサギで、2フィート(60.96cm)にもなるドリル状の黒いツノを持つとされます。
語「アルミラージ」は「昇天(Ascension)」の意で、由来は不明。

 マケドニア王アレクサンドロス3世(紀元前356〜紀元前323)がシーサーペントを退治した際の謝礼として贈られたものというのが初出で、その後多くの本にて引用されます。
後の書籍では獰猛な肉食獣とされ、人間や家畜を襲う恐怖の対象として描かれます。
その弱点は魔法で、それにより容易無力化できるとされます。