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カリアティード/女像柱女人像柱
Karyatis(希)/Caryatid(英)/Cariatide(仏)/Cariatide(伊)/Karyatide(独)

 古代のギリシア、および中東で用いられていた建築用の石柱。
ギリシア語で「カリュアイの乙女たち」を意味する「Karyatides」が語源で、カリュアイ(Karyai)とはペロポネソス半島の町のこと。

 カリアティードの明確な起源は不明で、現存する最古の文献建造物以前にも作られていたことだけは分かっています。
初期の例のものとしては、紀元前6世紀のデルフォイのものが残っています。

 このカリアティードは長らく屋根を支える外飾として用いられるものでしたが、1,450年頃にイタリアのドゥカーレ宮殿で内飾に用いられて以降、暖炉の柱に使われるなどといった使われ方が為されるようになっていきました。