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ワイン/ぶどう酒
Wine(英)/Vin(仏)/Vino(伊)/Wein(独)

 ぶどうの絞り汁を酵母発酵させたアルコール飲料。
なおぶどう以外の果物を用いたものは通常「果実酒(Fruit Wine(英))」。
発酵途中のものを瓶詰めして炭酸が入った状態にしたものは「スパークリングワイン(Sparkling Wine(英))」。
発泡していない通常のワインをこれに対し「スティルワイン(Still Wine(英))」。
ワインなどの果実酒を蒸留したものは「ブランデー(Brandy(英))」とそれぞれ呼びます。
なお「シャンパン(Champagne(英読み仏))」とは、フランスのシャンパーニュ地方で指定の製法を用いて作られた特定のスパークリングワイン(※)のみを指す言葉。

 現在確認されている世界最古のワインは、紀元前6,000年頃のグルジアにて。
ワインの語源はラテン語で「ワイン」や「ぶどうの」を意味する「Vīnum」より。
更に遡るとインド・ヨーロッパ祖語に行き着くと言われますが、その中のいずれの語が起源なのか確たる証拠はありません。
有力なものとしては、現在でもグルジアでワインを意味する「Ġvino」など。

 ワインの分類方法は様々ありますが、広く一般に用いられる色による分類は以下の通り。
それぞれの製造方法と併せて記載します。

分類製造方法
赤ワイン
(Red Wine)
黒ぶどう(●)や赤ぶどう()を丸ごと(果皮や種子ごと)発酵させたもの。
肉料理に。
白ワイン
(White Wine)
白ぶどう()の果汁のみ(果皮や種子を取り除いて)発酵させたもの。
魚料理に。
ロゼワイン
(Rosé)
醸造途中の赤ワインから果皮や種子を取り除いたもの(マセレーション法)。
黒ぶどう(●)や赤ぶどう()の果汁のみ発酵させたもの(直接圧搾法)。
# 赤ワインの材料を白ワインの方法で製造したもの。
上記直接圧搾法(●)に白ぶどう()も併せて使うもの(混醸法)。
赤ワインと白ワインを混ぜたもの(シャンパン(※)のみで認められている方法)
黒ぶどうや赤ぶどうを絞ったものから果汁を取り除いた残り(果皮や種子)などを用いて白ワインを着色したもの。
色の薄い黒ぶどうや赤ぶどう、または色の濃い白ぶどう()を丸ごと発酵させたもの。
# 前者は赤ワインそのものですが、これを赤ワインと称するかロゼワインと称するかはメーカーの自由。